「横井軍平」という名前を聞けば、ある程度ゲームに詳しい人ならぱっと業績が答えられる名前だと思います。
ゲームを知らない人のために説明すると、横井軍平氏は、任天堂がまだただの花札会社だった時から「ウルトラハンド」などを作成、「ゲーム&ウォッチ」を開発し、任天堂を大きな会社にと成長させ、さらにファミコン及びのいくつかのソフト(「バルーンファイト」「ドクターマリオ」など)の開発に携わった上、ゲームボーイを開発し、任天堂を大会社に成長させた立役者の1人です(ちなみに失敗と言われている「バーチャルボーイ」も、個人的にはコンセプト自体は悪くなかったと思っています)。任天堂ならず世界中の有名人となっている、「スーパーマリオブラザース」や「ゼルダの伝説」の生みの親、宮本茂氏の師匠とも言われています(参考:任天堂 岩田聡社長インタビュー

私はゲーム好きで『ゲームミュージックなブログ』なんてブログもやっています。で、どっかの板のようにどのハードの信者でもないつもりですが、横井軍平氏の考え方、特に「枯れた技術の水平思考」は好きです。これを語ると長くなるので、それについては以下を読んでください。

 ■横井軍平コンピュータ偉人伝さん)
 ■横井軍平 - Wikipedia

横井氏は「50を過ぎたら好きなことだけをしたい」と任天堂を退社後、株式会社コトを設立。そしてワンダースワン開発に携わり、自らもソフト開発を行っておりました。しかし、任天堂退社から1年後の1997年10月4日、自動車事故でこの世を去りました。このことは、横井さんを知っている方ならご存じの方も多いでしょう。しかし、その設立した株式会社コトが今どうなったか、ご存じの方は少ないのではないでしょうか。それが気になったので、今回ちょっと調べてみました。
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