2006年11月、とある鉄道会社のホームページに文章が載せられました。そのタイトルは「銚子電鉄商品購入と電車ご利用のお願い」

『(前略)弊社は現在非常に厳しい経営状態にあり、鉄道の安全確保対策に、日々困窮している状況です。年末を迎え、毎年度下期に行う鉄道車両の検査(法定検査)が、資金の不足により発注できない状況に陥っております。このままでは、元旦の輸送に支障をきたすばかりか、年明け早々に車両が不足し、現行ダイヤでの運行ができないことも予測されます。 社員一同、このような事態を避けるため、安全運行確保に向けた取り組むことはもちろんですが、資金調達の為にぬれ煎餅の販売にも担当の領域を超えて、取り組む所存でおりますので、ぬれ煎餅や銚子電鉄グッズの購入、日頃の当社電車の利用にご協力を賜りたく、お願い申し上げる次第でございます。』

「電車運行維持のためにぬれ煎餅を買ってください!! 電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」という直球な言葉と共にこの文章を掲載したのは、千葉のローカル私鉄、銚子電鉄。
このあまりに切実さが伝わってくる文章がネットで広がり、「銚子電鉄を助けよう」という動きが広まったのを覚えている方もいらっしゃると思います。
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