DMM GAMESより2017年3月に発表されていた純和風シミュレーションゲーム、『社にほへと』の開発中止の発表が、2017年9月11日になされた。

神社の擬人化ゲーム「社にほへと」開発中止 DMMが謝罪 - ITmedia NEWS

■社にほへと 開発中止に関するお知らせ - オンラインゲーム - DMM GAMES ※リンク切れ
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このゲームはクリエイターの鈴木一也氏が関わっており、特徴は実在の神社を擬人化したものということで注目を集めていた。3月15日の発表後約1カ月間で10万人超の事前登録者を集めていたとのこと。以下は当時のニュース。

今度は神社が美少女に。DMM,女神転生シリーズの鈴木一也氏らが世界観監修を手がける新作ブラウザゲーム「社にほへと」を発表 - 4Gamer.net


しかしその後、神社本庁がその名称使用に難色を示していると報道される

神社本庁も「これはちょっと……」と漏らした。「DMM GAMES」新作『社にほへと』から考えるオタクの信仰|おたぽる

そして4月に事前登録受付が停止。そしてこの度開発中止となった。

理由は「クオリティの向上、不具合の修正のために開発を続けて参りましたが、度重なる検討の結果、正式サービスを行うためのクオリティの確保、並びにお客様への安定的なサービスの提供に支障があると最終的に判断し、開発の中止を決定」とされているが、この擬人化キャラに使われている実在する神社の名称が、リリースに際して問題になった可能性はやはりあるだろう。

最近『艦これ』の大成功もあり、実在の名称を使った擬人化ゲームが多いが、商標絡みになれば許可が無ければ完全にアウトなのは当然として、それ以外でも影響は起こりうるという問題を浮き彫りにしたかもしれない。