Timesteps

 

過去の事件

練馬区中村北二丁目アパート内強盗殺人事件はそれからどうなったか

このブログのメインは「インターネットの歴史とニュースのそれから」ですが、基本的に情報を集めるのはネットや書籍などの資料が大半でした。

しかし、今日は扱う事件が自分の実家の近くであったことから、ネットなどの情報の他に実際に自分の足を使って書いてみることにしました。

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日本における報道被害の歴史

ここ最近の報道において、「報道被害」という言葉がクローズアップされることが多くなりました。その発端はアルジェリア人質事件における実名公表の拒否の一件からでしょう。

「実名報道」と「報道被害」…アルジェリア人質事件で表面化(ニュースカフェ) - エキサイトニュース
※2014/12/25追記:時間が経っているので一応補足。2013年にアルジェリアで起きた人質事件において、人質となった日本人社員の実名を報道するか否かで企業やマスコミの間で一騒動あった件です。

しかしながら、報道被害というものは何もここ最近のものではありません。いや、戦後、メディアというものが発達してから(或いはそれ以前から)ずっとあり続けた問題です。しかし、それらは何故か多くの場合表だって出てくることはありませんでした。その理由は後ほどお話しいたします。

ということで、今日はその存在のごくごく一部について、書いてみようと思います。
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過去、日本で起こった大きなデマとその顛末

3月11日、東北及び関東で大震災が発生いたしました。被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

さて、震災後の現在、ネット上ではいろいろな情報が流れており、それらには誰かにとって有益な情報もありますが、その中には明らかにデマと思えるものも流れています。しかしこういったデマはネットだからではなく、今までも流れ、そして大きなものになると社会を大きく動かしてきたという歴史があるのです。

というわけで、今回もデマに流されないという教訓を学ぶ意味でも、過去に起こった大きなデマ、そしてそれがどうなったかを書いてゆこうと思います(画像は大正の関東大震災時に警視庁から出た注意喚起文章)。
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ジー・オーグループ詐欺事件はそれからどうなったのか

インターネット上では、その時々のニュースにおいてインパクトがあるものだった場合、お笑いのための「ネタ」にさせられることがよくあります。その手段は画像だったり文章だったり、最近なら動画だったり。時にはかなり不謹慎に思えるようなものもあるのですが(あと著作権的な問題もありますが)、純粋にうまいなあと思わせるものもあったりします。

さて、インターネットが発展してきた2002年、とあるニュースがあったのですが、そこで逮捕された人物がネタにされまくるという事件がありました。そのニュースの名前は「ジー・オーグループ大規模詐欺事件」。逮捕された主犯格の名前は、大神源太。
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1990年代の有害コミック運動はそれからどうなったのか

今、書店でマンガを買おうとすると、一般向けとは別に「成人コミック」というマークがついているものがあり、棚が隔離してある場合があります。このマークは1990年過ぎくらいからつけられ始め、1996年にある程度の形が統一されたようです。このマークについては以下に書きましたので、興味があればご覧下さい。

■関連:コミックの自主規制マークについて考えてみる | 空気を読まずにマンガを読む

さて、これがつけられるようになったきっかけは、1990年代過ぎに起こった「有害コミック運動」というものから。20代後半以降の方は覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。あの運動は今では考えられないかもしれませんが、本当にちょっとでも裸の出てくるマンガはなくなるのではないかと当時まだ成年コミックを見ていなかった歳の自分でも思ったりするくらいの勢いでした。

というわけで、その運動、及び規制に対する反対運動がどうなったのか、ということについて、書いてみようと思います。

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「中杜カズサ」という名のいろいろ書いてる人。主にゲーム音楽のことやゲームの話やその他いろいろ書く。ほとんど見当たらないからインターネット史ライターでも名乗ろうかと思ったり。他にモブログ幾つか運営中(下記参照)。

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