Timesteps

 

過去の事件

流行語大賞からの現代史回想~1985年・NTT発足、阪神優勝

前回から間が開いてしましましたが、新語・流行語大賞から戦後現代史を見る企画で、今度は1985年になります。前回1984年については以下に。

流行語大賞からの現代史回想~1984年・ロス疑惑、グリコ・森永事件 : Timesteps

この年はバブルの入り口で景気は戦後日本史史上でも最上のあたりでしたが、その裏で近年まれに見るほどの出来事が多数起こっています。それは流行語大賞のものでも、それ以外においても。
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流行語大賞からの現代史回想~1984年・ロス疑惑、グリコ・森永事件

毎年年末になると「新語・流行語大賞」というものがニュースとなります。もとは『現代用語の基礎知識』を刊行している自由国民社がはじめたもの。現在は通信教育出版社ユーキャンと提携し『ユーキャン新語・流行語大賞』として行われています。

新語・流行語大賞

さて、1984年から始まったこの大賞ですが、その時々では新語・流行語だったそれを今見返してみると、今となっては現代史の一部となった当時の事件や世相を思い出すのに最適のものとなっています。

そこで、1984年から各年度の新語、流行語大賞を見返しつつ、その年に起こった事件や出来事を振り返ってみようと思います。そしてこのブログらしく、今どうなったかについても触れてゆきます。
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スーパーフリー事件はそれからどうなったのか

先日慶應大学において「ミス慶応コンテスト」を主催している大学公認のサークル、『広告学研究会』において、女性学生への性的暴行事件があったという報道が週刊誌に掲載され、現在ニュースで採りあげられるようになっています。

「ミス慶応」中止の真相…慶応大学が握りつぶした性的暴行事件 被害女子大生が告白 (デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

11月20日に開催される予定であった今年の「ミス慶応コンテスト」が中止になっています。その理由はこの「広告学研究会」において9月に未成年の飲酒が発覚し、大学が解散命令を出した(PDF)ことによりますが、週刊誌の報道が正確である場合、更に重大な違法行為が行なわれていたということになります。この事件は現在進行形中で全容が解明されていないので、動向に注目したいと思います。

しかしこの事件に関する報道を見て、10年以上前に起こったとある事件を思い出した方は多いのではないでしょうか。それは2003年に発覚し、社会を騒がせた大学公認サークルの組織的女性暴行事件である「スーパーフリー」の起こした事件。
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警視庁が行った戦前戦後100大事件アンケート(後編)

以前、警視庁が行ったという「警視庁が行った戦前戦後100大事件アンケート」について書いてゆき、10位から6位までを書きました。

警視庁が行った戦前戦後100大事件アンケート(前編) : Timesteps

そして今回、5位から1位までの後編になります。
……と、しれっと始められませんよね。何せ前に書いたのが4月ですから。すみません、途中ブランクが空いたせいで、こちらの後編を作るのをすっかり忘れていました。過去記事を整理していて気づき、慌てて書きました。

というわけで、改めて。まあ先に言っておくともう有名大事件ばかりなので、予想のつく方も多いかと思います。
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警視庁が行った戦前戦後100大事件アンケート(前編)

『文藝春秋』の2014年4月号に、非常に興味深い記事が載っていました。それは「警視庁現役5万人が選んだ100大事件」というもの。これは、警視庁が創立140周年を記念して、全職員5万人にアンケートをとり、事前に選ばれた100の事件の中から3つを理由つきで選ぶという方法で選ばれたものです。

主に警視庁の事件(つまりは東京都)に関するものを中心として事前に選ばれているものであり、今まで起きた全事件が対象ではないのですが、戦前戦後を通して警察官の目線でどんな事件が重大事件として記憶に残っているかという調査はこれまで聞いたことがなかったので、これはとても貴重なデータであり、興味が湧きました。

そこでここではそのうち記事でもクローズアップされていた上位10位の事件について、どんな事件だったかを軽く説明しつつクローズアップしたいと思います。
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「中杜カズサ」という名のいろいろ書いてる人。主にゲーム音楽のことやゲームの話やその他いろいろ書く。ほとんど見当たらないからインターネット史ライターでも名乗ろうかと思ったり。他にモブログ幾つか運営中(下記参照)。

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