Timesteps

 

インターネットの歴史

古のパソコンCMキャラ「バザールのサル」「タッチおじさん」と声の主

国内でインターネットが急速に発展し、同時にパソコンの普及台数も爆発的に増えたのがIT革命の起きたとされる2000年前後。しかしそれよりも前、それこそWindows95の発売以前から国内電機メーカー各社は自社パソコンの販売に力を入れ、数多くの広告も打っていました。
ネットも発達していない当時、広告の主流と言えばテレビCMだったのですが、そこでも当然パソコンのものもありました。
そしてそこでは独特のキャラクターも生まれます。とりわけ有名だったのは、NECの『バザールでござ~る』のサルと、富士通の『タッチおじさん』。
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ネットオークションとプロ野球の意外な関係

2016年10月末をもって、2006年より続いてきた楽天オークションが終了となります。

サービス終了のお知らせ-【楽天オークション】

現在のネットオークションサイトは今世紀に入ってからヤフオク一強状態が長年続いており、ほかのサービスは次々競争に負けて消滅するという形が続いております。ただ、近年は「メルカリ」などのモバイル特化型のオークション(フリマアプリ)が、スマホの発展と共に急進しておりますので、それがどうなるかにも注目です。

さて、このネットオークション、過去のいろいろなサービスを見てみると、ちょっとおもしろい共通点が見えるものがあります。今日はそれについて。
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インターネットにおけるエイプリルフールの歴史

本日4月1日はエイプリルフールです。おそらく今年もあちこちのサイトでそれ系のネタ企画が行われているのでしょう。
しかしネット上におけるこのようなエイプリルフール企画というのは結構前からあったにもかかわらず、その規模や内容はネットの広がり、発展に伴ってだいぶ変わってきた気がします、
そこで今日は、インターネット上のエイプリルフールの歴史について、軽く振り返ってみようと思います。続きを読む

日本のインターネット発展期に流行った「ムネオハウス」について

ここ数日ネットを騒がせている、野々村竜太郎議員の会見の話。疑惑とかそのものよりも、会見での号泣インパクトのほうが大きくなっている感じですが。それに影響を受けたのか、ネット上では、何故かそれを素材にしたMADやら音楽が生まれているようです。

『ニコニコ動画』のランキング上位が野々村竜太郎氏がほぼ独占状態 号泣会見は良いMAD素材? - ライブドアニュース
「ネタ動画」は全てを越える:日経ビジネスオンライン
半沢直樹と「号泣議員」が共演・・・続々と誕生する「MAD動画」に問題はないの?|弁護士ドットコムトピックス

この流れにおいて、自分の頭に真っ先に思い浮かんだ単語が「ムネオハウス」というもの。
しかし、ネットで見ても、この動画騒ぎに触れている人は多くても「ムネオハウス」という単語を使っている人を殆ど見ません(さっき見つけたこのエントリーで少し触れられてました。ちょっと嬉しい)。

で、それがいつのことだったか調べてみると、2002年、もう12年前なのですね。
それじゃあ知らない人が多くても無理もない、ということで、今日はその2002年に盛り上がった「ムネオハウス」というネット上における創作現象?において書いてゆこうと思います。
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1ch.tvはそれからどうなったのか

ちゆ12歳さんは日本のインターネットの歴史に名を残すテキストサイトの超有名的存在です。最近では更新頻度は減っているものの、多くのテキストサイトが消滅しても今なおも続いているところは特筆すべきものがあります。
当時から評判だったのはそのエントリーの精度と、題材を上手く調理するおもしろさ。

教科書には載らない「1ch」の歴史ちゆ12歳さん)

上のリンクは2007年に書かれたもの。一部にはある意味有名な1chの歴史とそれからどうなったかがしっかりと書かれています。
当時、私もネットをしていましたので、この経緯を見ていました。その当時これを取り扱ったサイトはもうほとんどなくなってしまいましたね。

さて、これが書かれてから元のエントリーを書いたときは1年以上経っていたわけですが、その間1chはどうなったか。

※この文章は2008年8月6日に書いたものに、2014年7月3日に大幅に修正と追加をしました。続きを読む
 
「中杜カズサ」という名のいろいろ書いてる人。主にゲーム音楽のことやゲームの話やその他いろいろ書く。ほとんど見当たらないからインターネット史ライターでも名乗ろうかと思ったり。他にモブログ幾つか運営中(下記参照)。

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