日本最大手のポータルサイト、Yahoo! Japanですが、明後日の2018年6月1日より、同社のサービスにおいて古いOS、ブラウザのサポートが順次終了となります。
具体的にはWindows XP以前、Windows Vista以前、MacOS10.8以前。ブラウザはInternet Explorer10以前、chrome29以前、Firefox26以前のものなど。
Yahoo


これらが使えなくなるのは、インターネット通信暗号化方式「TLS1.0」および「TLS1.1」のサポートを順次終了し、「TLS1.2」に対応する為の処置です。
これらに対応していないものが、Yahoo! Japanのサービスのサポートから外れて、6月1日に以降順次利用できなくなるとのこと。

サポートから外れるOS、ブラウザの詳細は以下の通り。
【PC】
■OS
 Windows XP以前 Windows Vista以前 MacOS X 10.8以前

■ブラウザ
 Internet Explorer 10以前Chrome 29以前Firefox 26以前
また、ブラウザーの設定でTLS1.2が無効化されている場合

【スマホ】
■OS
 Android 4.0.4以前 Android 4.1~4.4.4※ iOS 5.0.1以前
 ※Android 4.1~4.4.4では、ChromeやFirefoxなどのブラウザーの最新版から引き続き利用可能。

■ブラウザ
 Chrome 29以前 Firefox 26以前


ちなみにこの告知ページに行くと、使っている環境で今後も使えるのかのチェックをしてくれます。

Yahoo!セキュリティセンター | 2018年6月1日以降、古いブラウザー、パソコン、スマートフォンなどでは、Yahoo! JAPANのウェブサービスが順次ご利用いただけなくなります。

現在進行形で使っているものよりも、サブで使っているものや、昔のを放置しているものなどのほうで引っかかる可能性が高い気がします。
どのようになるかは不明ですが、少なくとも使用に際して大幅に制約が係る可能性はあるので、可能な限り対応はしておいたほうがよいでしょう(スマホとかでもうバージョンアップが不可能という場合はあきらめるしかなさそうですが)。


しかし、こうやって技術が進歩して、セキュリティ技術も順次向上するにあたってはバージョンアップは必須になりますが、同時にそれは昔のものが恒久的に使えるわけではなく、取り残されるものもあるのだなあと実感します。消えるレンタルホームページスペースとかもそんな感じ。
今使っているサービスも、10年経つとその可能性は出てくるのだろうなあ。